「彼女たち」の連合赤軍―サブカルチャーと戦後民主主義


この女性にとって、オウムはセックスしなくてはならないという抑圧に対して解放をもたらしてくれたものである、

無事の記(2003・5・27)にもここが引用されているが、この分析にショックを受けた。

「恋愛して一人前」という見方は確かにあって、一人前に見られたい、まともに見られたい、普通に見られたい、という気持ちで恋愛を求めるということもある。これがひどくなってプレッシャーになっていた女性たちに、オウムは解放をもたらしたのであり、他に彼女たちを救うものは無かった。

宗教に入る女性は高い確率で複数の転職経験(=自分探し)があり、入信すると繰り返されていた転職が止まる、という分析もある。