暗闇、孤独、沈黙の中でないと届かない声


耳を澄まさないと聞き取れないような小さな声で語られる言葉。私にとってウェブとはまずそういう言葉が語られる場所であり、またそうした言葉をこそいとおしいと、私は感じるのですね。そして、そんな小さな囁きにも耳を傾ける人がどこかにいるということ、それこそがウェブの大きな可能性のひとつだったんじゃないか。

この感覚には大賛成・・・いや小さな声でつぶやくように賛成します。

しかし、ネットという空間は暗闇と太陽を同時に収容できないほど狭いものだろうかという疑問もある。現実問題として、目立つ所にURLを晒される危険性無しに、ひっそりと何かを囁きたい人のニーズは満たされなくなりつつあるんだろうけど。

ネットにふさわしいかどうかは別として、「暗闇、孤独、沈黙の中でないと届かない声」というものが存在することは忘れてはいかんと思う。