Wiki荒らしと免疫系

Wikiを荒らすには、それらしいこと書く必要がある。つまり、異物であること簡単に検出できないようなことを書かないとだめだ。主要なメンテナでないと直すことをためらうようなことを書く必要がある。

単純にページの内容を消したり、「四露死苦」などと書きまくったらすぐ復旧される。異物であることが誰の目から見ても明らかならば誰でもすぐ直せてしまうからだ。履歴や前日データ等が変更不可の状態で参照できるようにしておけば、メンテナがoff lineであっても、普段見てるだけの外部の人間が小人さんになってすぐ直してしまう。

だから、異物であると簡単に判別できないこと、つまりメンテナ自身にも嘘か本当か簡単に判別できないようなことを書けばよい。そのような書きこみを連発できれば、消す時に真偽を調べる時間がかかり相手は相当困るだろう。しかしこれでも、荒らす側の労力に対して線型の効果でしかない。

ベストなのは、メンテナの分裂を誘うような書きこみをすることだ。つまり、「この内容をこのWikiに入れるべきかどうか」ということについて、あるメンテナがYESと言い別の人がNOと言い、簡単に結論が出ないことを書いてしまえばよい。多方面からポリシーの盲点をついていけば、メンテナ間で議論が始まりかなりの時間が稼げる。うまくいけば、議論が喧嘩になりWikiが消滅する。

つまり、SARSのように免疫系の暴走のトリガーになるのが、最も効率的なWiki荒らしであるということになる。