読者の俺

実は、この日記の最も熱烈な読者は俺自身ではないかと思っている。時々読み返しては「こいつ、本当に電波だけどよく次から次へと変なこと考えつくなあ」とひとりでニヤニヤしている。

しかし、その読者の俺が最近ここを読みにこない。どうしてだ。これと言う強烈なものはないが、そこそこ面白いネタをコンスタントに書いてるぞ。何が気にくわんのか聞いてみたら「文章が荒れている」などと言ってきた。確かに、時間がないわりに比較的長い文章を書いているので、推敲も雑だ。それは認めるが、読者の俺が言っているのはそういうことではないらしい。

「おまえ、戦争を楽しんでるだろ」

う、言われてみると確かにそうだ。口ではいろいろ批判して、良質な反戦のサイトにもリンクしている。「戦争を自分の中のこととして考えろ」という主張は一番大事なことだと思うが、それもちゃんと言っている。だが、確かに俺は戦争でハイになっている。それは否定できない。

「それが文章の品位に表われているし、電波の受信感度も落ちてるぞ。何より今のおまえには愛が欠けている」

読者の俺はとどめをさすように、俺にそう言って去っていった。