help -- persuade my boss to adopt ruby

ruby-talkに「Rubyが"REAL WORLD"で使えるか?」というテーマですごく長いスレッドが立っていて、これがなかなか面白かった。

論点のひとつは"REAL WORLD"では「静的な型」が無いとマズいんじゃないの?ということで、実は、俺はこれにはかなり同感してしまう。"REAL WORLD"には、プログラミングが嫌いなプログラマがいて、こういうのと仕事する場合、(うまく設計すれば)「型」(インターフェース)を使ってコンパイラにヘボプログラマの監視をさせることができるJavaC++の方が安心だ。Rubyでは何でもできるだけに、仕事が嫌いな奴にRubyで組ませたら何するかわからん、という恐怖は若干ある。

「UnitTestで補える」「未経験のものを無闇に怖がっているだけ」という反論があって、そう言われるとそうかもなあ、と思ってしまうのだが。

もうひとつの論点(と言えるかどうかわからんが論点らしきもの)は、ボスに対する不平、不満、愚痴。こういうのは、どこの国でも同じなんだな、と安心したような変な気分。

「サポートが無いから使えない」というボスやユーザはどこにもいるらしい。そういう人の言う「サポート」とは、問題を解決してくれる所ではない。それを言うなら、コミュニティーの厚いRubyなんか最高クラスだ。そういう人の言うサポートとは、電話できて責任をかぶせられる所。システムが動かない時に、動かないことが自分のせいでなくなれば、動くか動かないかは問題ではないみたいだ。やっぱり、"REAL WORLD"ってそういう世界なんだろうか。

"REAL WORLD"はそれでいいのかもしれないが、そういう仕事してると、自分の人生がうまくいかなくても、同じ態度で対応してしまうような気がする。つまり、人生を回すことより誰かに責任転嫁する方に夢中になってしまうのだ。