初体験
「amritaのパフォーマンスに関連するオプションについて説明しろ」と言われている。また、ウソ英語のドキュメントとメールを量産しなくてはならない。オープンソースという奴は、ウソ英語のドキュメントやMLのログまでオープンだから、俺の英語力がバレバレで困ってしまう。
しかし、不思議なことに書くスピードは意外と速い。メールでもドキュメントでも、自分のソフトのことなら日本語の1.2〜1.5倍くらいの時間で書けてしまう。俺程度の英語力では、結構、自慢できることのような気がする。
これは、俺の英語との出会いがよかったからじゃないかと推測している。中学生の時に、ビートルズをエアチェックして繰り返し聞いた。夢中になったが歌詞もないしヒアリングもできないので、カタカナで書きとって歌った。例えば、俺にとっては「All my loving」の出だしは「コージョーライス」であって「クローズ・ユアー・アイズ」ではない。この調子で意味もわからず発音だけで聞きとったものを、繰り返し歌っていた。そのうちに英語のリズムを体で覚えたような気がする。だから、今だに英語を読み書きすることが楽しいような気がしてしょうがないのだ。
それで気になるのが、大半の日本人にとって朝鮮語との意識的な出会いは、北朝鮮のアナウンサーの「本日、ありがたくも偉大なる将軍様がうんぬん」というあの独特のがなりたてるような口調なのではないかと言うことだ。特に、若い人たちが、ハングルの発音とあの不快な発声のリズムの間に、不可分な連想を持ってしまったような気がしてならない。嫌いになるな、というほうが無理だ。
当然、あの言葉をもっと優雅に軽やかに使う人間もたくさんいるはずだから、中和するためにそういうものをたくさん流すべきだと思う。