ボブ・サップの法則

第一の法則---「どんなジャンルにもボブ・サップみたく既成概念を飛び超えてしまったようなのが一人いる」。バリー・ボンズもその類で飛び抜けた奴をよりすぐって集めてもその中で飛び抜けてしまう。ツツイとかムラカミなんてのも、あれほど自明ではないかもしれんが、見る奴が見れば同じだ。だんだんマイナーになるが俺の趣味から同類を探すと、大山名人とかジャコ・パストリアスとか信長とか。

それで、これの裏命題を思いついた。これがボブ・サップ第二法則---「誰だってひとつは自分がボブ・サップになれるジャンルがある」。そういうジャンルを発明してしまえばいいのだ。例えば俺の場合なら、この「圏外シリーズ」という変な文章を書かせたら地球上で誰にも負ける気がしない。このジャンルではチャンピオンだ。

だから「地球上には50億人のボブ・サップがいる」というのが「 ボブ・サップの最終定理」。単に自分の戦うべきリングを見つけた奴と見つけてない奴がいるだけだ。