ローマ人の物語
最近、「ローマ人の物語」という長編連作を読みかえしている。1巻から5巻まで出ていて、ひととおり読んでまた最初から読み出して2巻目を本日読了。私は結構、勉強の好きな高校生だったが歴史だけは大嫌いで、大学を選ぶ時に歴史が受験科目に無い大学というのを第一の絶対的な基準として選んだくらい。それが、司馬遼太郎*と*堺屋太一*の歴史小説はほとんど読んだし、「項羽と劉邦」は3回か4回読んだし、今こうして古代ローマまで手を広げている。人生わからないもんだ。
でも、本当にびっくりしたけど、古代ローマってすごくクールな時代です。現代の感覚から見て、当時の人の考えたことがすごくわかりやすい。わかりやすいけど、今よりずっと理性的で合理的な政治をしているように見えます。キリスト教がなくて古代ローマの感覚がそのまま残っていたら、今の世界はもっと平和だったのではないだろうか。