田口ランディブログ:「ほんとう」の呪い


言葉というのは、たとえば日本全体がある一定方向の価値観に傾いた時に何度も繰り返し使われると、それが呪となって人を縛るようになる。そして、強い呪になった言葉はほんとうの呪いとなって、ほんとうに人をがんじがらめにするようだ。

政治というものは、「呪」を扱う技術でもあるのだから、昔の政治家は偉くなる前にまず短歌を練習したのだろう。