木村剛氏は「アフィリエイト」をわかっていない――ブログに向かないシステム

アフィリエイトに関する高度な議論として面白いが、私が興味を持ったのは次の所。


「ものを売るにはまずアクセス数」という思考には疑問を感じざるを得ない。

緑の資本論に描かれた


商人というものは、一つとして同じでないお客様方の欲望と、それに対応してこちらも千差万別の違いをもった商品を出会わせて、双方 が「ああ、これはいい出会いでした」と喜んで商品を勝ってくれる、そういう出会いを手抜かりなく手配してみせる人間のことを言うのだ

というイスラム商人の姿と松永さんが説く「アフィリエイト」が妙に重なって見える。

(追記)お金を儲けられる知性で書かれている「お金を儲けるスキームそれ自体に興味があり,それ以外のことには関心がない,あるいは棚上げに出来る」知性というのも、「千差万別」より「増植」に興味があるということではないだろうか。