<帝国>とは共産主義者が書いたもうひとつの悲観的な「WEB進化論」かも

「WEB進化論」の楽観主義に抵抗を感じた人は、これを読むとよいかもしれない。

<帝国> グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性
<帝国> グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性

「WEB進化論」はさまざまな読み方が可能だが、現代社会を政治的な観点から分析した「権力構造の構造的変化」という視点で読むことも(かなり偏った読み方だが)できなくはない。そうとらえた場合、ちょうどこれを補完する悲観的な観点(とそこから脱出する手掛かり)をこの本が与えてくれるかもしれない。

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