安倍辞任関連記事を幅優先探索

あまり長い記事を書く時間もないんで、面白かったエントリをリンクしてお茶を濁しておきます。

全体的に安倍さんに同情的なエントリが多いけど、何かマスコミの報道はバランスを欠いている気がして、それを補うような視点のものを集めたら自然にこうなったという感じです。

このタイミングで辞めるのはひどすぎて、それだけで総理大臣としての適格性を欠いていると言ってもいいとは思うのですが、適格な人が総理になるようなシステムを我々は持っているのか、ということを考えなくてはいけないと思います。

ブログの言及を集めたこんなページもありました。

それから、これはなかなか鋭い着眼点かもしれない。

あと、安倍総理就任前の2006年9月に「参院選後安倍退陣、福田後継」を予測していた人がいます。

その予測自体は誰にでもできるものですが、この人は、地政学的な分析を背景にしていて、その分析の部分には注目すべき所があります。

中国とアメリカの対立の中で、北朝鮮アメリカ側につき、近い将来中国と決定的に対立するという話です。

今回の政変をその流れで読み解くと、安倍さんは米中の対立の中では中国寄り、福田さんはアメリカ寄りである、そのため、アメリカから安倍さんに、北朝鮮への融和策を取るように強いプレッシャーがかかり、それが退陣につながったということになります。

実際に「中朝開戦」があるかはともかく、米中の対立を背景に北朝鮮アメリカが急速に接近していて、それが国際情勢に大きな変化をもたらしているという観点は重要だと思います。安倍さんの次として、福田さんの名前が急浮上した背景には、そういう部分があるのかもしれません。(ただ、もしそうだとしても、「国家による一般人の拉致」という人道的にも国際法的にも絶対許されない犯罪に安易に妥協しては、国家の意味はないと思いますが)

(追記)

安倍総理の入院中に大規模テロや大地震等の緊急事態が起きた時、指揮命令系統がどうなるかということは、私も気になってました。

ただ、佐藤守さんは批判するにしても一定の抑制がきいてるというか、感情的に好き嫌いの話をしたり個人の問題に帰着させることなく、システムを問題にしています。批判のスタイルとしては、これがまっとうだと思います。

それと、ついでに言えば、自民党総裁選で実質的に国会を止めちゃっていいの?ということもよくわからない。野党議員は国会の論戦に向けて準備していたことが無駄になったし、おそらく今月中の国会議員全員のスケジュールは滅茶苦茶になっていると思います。これも相当な国費の無駄遣い。

(さらに追記)

興味有る人は上杉周辺、それから今回、フフンを猛烈に後押ししている日テレを洗うと面白いかも知れません。

京さん党宣言さんは読売新聞、こちらは日本テレビの動きを怪しんでいます。