「RubyやPython」か「PythonやRuby」か?
「次のC#では,データとオブジェクトのミスマッチを解消したい」---C#の開発者が語る:IT Pro
また,C# 3.0でできることは動的型付け言語(Dynamic Language)でもできるではないかという人もいます。RubyやPythonなどはその代表ですね。
実につまらない話だけど、「PythonやRuby」ではなくて「RubyやPython」であることが気になった。翻訳時に入れかえられたのではなくて、ハイルズバーグさん自身が先にRubyを出したのだろうか?
本日現在のGoogleの検索では、Pythonを先にあげる人の方が若干多いようだ。
ついでにいろいろ調べてみた。
まず基礎データとして、プログラミング言語として各言語の使用数。
- java programming の検索結果約 169,000,000件
- python programming の検索結果約 42,700,000 件
- c# programming の検索結果約 31,000,000件
- ruby programming の検索結果約 17,200,000 件
やはり、Javaがダントツで一桁多く、pythonとC#が二番手グループで、Rubyはそこから少しだけ遅れている感じ。これの組合せを全部やってみると次のようになる。
- "java or python" の検索結果約 30,200 件
- "python or java" の検索結果約 20,800 件
- "java or c#" の検索結果約 89,600 件
- "c# or java" の検索結果約 53,100 件
- "java or ruby" の検索結果約 900 件
- "ruby or java" の検索結果約 672 件
- "python or c#" の検索結果約 300 件中
- "c# or python" の検索結果約 652 件
- "python or ruby" の検索結果約 35,900 件
- "ruby or python" の検索結果約 24,000 件
- "c# or ruby" の検索結果約 230 件
- "ruby or c#" の検索結果約 219 件
- "ruby or python" の検索結果約 24,000 件
表にするとこうだ。
... programming | ... or java | ... or python | ... or c# | ... or ruby | |
java | 169000000 | 30200 | 89600 | 900 | |
python | 42700000 | 20800 | 300 | 35900 | |
c# | 31000000 | 53100 | 652 | 230 | |
ruby | 7040000 | 672 | 24000 | 219 |
JavaとC#、RubyとPythonの組合せが多く、この組合せがよく比較されていることがわかる。自分のメインに使用する言語を先にあげる確率が高いとすると、javaプログラマの中でのpythonの認知度はrubyよりはるかに高く、C#プログラマの中でも、(サンプルが少ないので誤差の範囲内かもしれないが)pythonがrubyの2倍である。
ということで、もし、ハイルズバーグさんが、RubyとPythonを同等に意識しているとしたら、平均的なプログラマの意識とはちょっと違うということは言えるだろう。
(補足)
このエントリーは、公開直後にいったん削除して書き直しました。記事作成中の検索結果と公開後の検索結果が一致しなかったためです。全体的な傾向が大きく変わることはないようですが、ブラウザによって検索結果の件数が20-30%変動しました。なぜそうなったのかの詳細な原因はつかんでいません。
本当は、後程ゆっくり調査して一から書き直すつもりだったのですが、最初のバージョンがRSSとして流れてしまっていることに気がついて、あわてて最低限の修正を加えて再公開しました。
エントリを削除してもRSSからは削除されないんですね。