この世界にゃあ、御生憎様、この俺がいる。

和魂×要塞から目覚めの一撃

 何者にだって何度だって変わってやるぜ。
出会ったのを悔やみやがれクソ世界。
この世界にゃあ、御生憎様、この俺がいる。
ほかの世界がどうだかは知らねぇが、この世界だけは好きにはさせん。
俺が生まれた世界だからだ。

世界がどう変わろうと、「そこに自分がいる」という事実だけは変えられない。自分が死ぬまでに何がどう変わろうと、「自分の認識する世界には常に自分がいる」という事実だけは不変だ。

もし、「世界」という奴が準備周到な極悪人であるとしても、私の存在を許してしまったということが、「世界」の根本的な詰めの甘さであって、致命的なミスなのだ。

ここに楽観主義とリアリズムを両立する鍵がある。