道に落ちてる直径30cmのケーキに出くわしたアリさんモデル

Going My Way: SkypeOutを1ヶ月使った通話明細によると、Skypeはなかなか使い勝手がよく、一般の電話にダイアルアウトしてもリーズナブルな料金ですむそうだ。

この会社は、急成長しても設備投資がいらない仕組みになっている。ネットワークがP2Pだから、網の設備はもちろんサーバもいらない。既存ユーザが口コミで自分の友人知人を勧誘するから、広告費もいらない。

唯一金がかかる所は、既設の電話網への中継点だけで、ここはこれから急ピッチで整備しつつ安定稼働させる必要がある。ここだけは相当投資していかなきゃなんないだろう。でもそれは、確実に回収できる投資である。

あとは金が出るのは、プログラマーの給料だけだが、基本的にひとつのソフトを開発するだけだから、多く見ても20人から30人くらいだと思う。

そして、これだけ大規模なP2Pネットワークが安定して稼働していれば、その上に、他のいろいろなサービスを構築することも可能になる。

この記事のタイトルは、isologue −by 磯崎哲也事務所: SKYPEと携帯電話(その2)から借りたけど、本当にうまい言い方で、このサービスによって顧客が得ている便益とSkypeがそこから得てる利益が全然スケールが違う。Skypeは与えているものの対価をごく一部しか取らないけど、そのごく一部がとても自分では食いきれない程の量なのだ。