サラヤ・アル・ムジャヒディンの声明文に関する謎

なんで、この声明がニセモノと疑われなかったのか?

これがニセモノ(イタズラや攪乱目的)だったら大変なことである。この「解放声明」を信じて何も手を打たなかったら、人質を殺害すると言った期限を無為無策のまま迎えてしまうことになる。

政府も(マスコミも)別のソースでウラを取っていた可能性が高いが、そこは表に出てきてない。

それと、なぜ犯人はアメリカに要求を出さないのか?

もちろん、それでアメリカが動く可能性は低いが、日本の世論を反米に持っていくことはできる。「即時撤退」などではなくて「数日間の停戦」とか「宗教施設への攻撃禁止」のような少し現実的な条件を出しておいて、ブッシュの「テロには一切屈しない」という声明を引き出せば、それによって日本の世論は硬化する可能性はある。

あとは、なぜスンニ派が南部に駐留している自衛隊にこだわるのか?

テロリストの本拠地はイラク北部でスンニ派の系統のようだが、自衛隊が駐留しているのは南部のシーア派の地域だ。もし、自衛隊が撤退した場合、それはシーア派を利する行為となるような気がする。あるいは、逆に自衛隊の貢献が認められていて、逆に撤退がシーア派に対する嫌がらせのような意味になるのだろうか。シーア派を利するのか彼らの反感を買うことになるのかわからないが、ニュートラルではないと思う。

両派の間は非常に微妙な関係だと思うので、このへんの無神経さが気になる。

それで、上記の三点の疑問が(私の見た範囲では)マスコミに一切出てこないことも不思議。しらみつぶしに見ていたわけではないけど、どの局でも似たような解説を繰り返す中で、これらの疑問にはあまり触れてないようだ。タブーか規制があるのだろうか?

はっきりとした結論にはならないが、イラク人以外の勢力がテロリストの中にいる(主流である)のは、ほぼ確かだと思う。単純な自作自演とは思わないが、上の配給停止のニュースも含めて考え、北朝鮮日本赤軍のラインの関与は濃厚ではないだろうか。

関連コレクト

もちろんいろいろなブログを見たけど、特にkom’s logには考えさせられた。

(追記)

Reimy's PukiWikilでコメントをいただきました。私の方にいくつか事実誤認があるようです。

ただ、どうしてもあの声明は不自然に感じます。