Googleに「イノベーションの解」を見る
Goodpicさんで、「イノベーションの解」をGoogleという事例にあてはめて分析するという主旨で、一連の記事が書かれています。
- GoogleのAdSense広告戦略は、新市場型破壊による”イノベーションの解”か?
- ユーティリティー・コンピューティングとsalesforce.com 使って初めてニーズを発見する
- ”片づけるべき用事”の市場で、情報産業の将来を見つける
- 検索技術バリューチェーンをめぐる攻防 自社開発のGoogleと、外部リソース活用のYahoo!
理論的な考察として勉強になるものですが、中で引用(+翻訳)されているBuzzMachine... by Jeff Jarvisというブログの記事がいい。
確かに大手は、さらにでかくなっていく傾向にあるけれど、それとはまったく違ったスケール感で、小さいやつらも広がってきている。プロフェッサー(Noam氏のこと)が読み違えているのは、その部分だと思う。今は、かつてないぐらいメディアに対する需要があるんだ。マーケットは崩壊なんかしてはいない。たしかに、価格は崩壊しているかもしれない。でも、それはコストも同じことなんだ。そして今、大きくなっている需要は別の形で満たされようとしている。大手のやつらは、そこではアウト・オブ・眼中なんだ。
「価格は崩壊しているがコストも崩壊(下落)している。だからマーケットは崩壊してない」という指摘が見事ですが、それ以上に、なんかワクワクして仕事している雰囲気がよく出ている所がいいと思います。