計算機というものが大きく変わる予感

これから新しいOSを作ったら、まず次のプログラムを移植します。

上の4つのうちいくつかは、LLVM上で動くようになっていて実際には作業は不要かもしれません。

とにかくこの5つのプログラムが動くようにしてしまえば、あとは何もしなくてもいい。ただそれだけで、世の中にあるプログラムの大半が、この機械で動くようになってしまう。そういう時代になるような気がします。

だから、むしろこの5つだけが動くようにして、それだけに的を絞った軽いOSなんてものもあり得ます。LLVM以外のVMは、かなり配下のプログラムを厳しくしつけて動かすので、その場合のOSというのは、ナノカーネルに毛が生えたような簡単なものになるかもしれません。

そうなると、OSもCPUも今のようにWintel一色から一転して、ずっとバリエーション豊富なものになります。PDA、パソコン、家庭用サーバ、企業用サーバ、全部違うOSになるかもしれません。

それで、プログラムの互換性、操作方法の統一、TIPSの流通のような、Wintel一色でないとまずかった問題については、OSでなくてその下の実行環境のレベルでクリアする。

coLinuxもそうですが、最近、この手の「環境」的なプロジェクトのたちあがりがメチャ早いと思います。オープンソースが一般化してきたことの、実際的なメリットが目に見えてきた気がします。

なんか、近いうちにこういう動きが一気にスパークして、かなりラディカルに計算機の使われ方が変わるような予感がします。