まる写ししないで難問に答えよう

多くの親が自分の子供たちを受験勉強へ追いやっているわけですが、そういう親でも、子供がドリルの問題の意味を理解することなくどこかから答をまる写ししてきたら、たぶん怒ると思います。それはそれでいいですが、子供たちが自分の人生の課題について、どこかかからレディメイドの回答を持ってきてまる写しすることを拒否して、自分の頭でゆっくり考え納得して理解してから次の段階に進みたい、と希望するとあまり喜ばない。これは首尾一貫してないと思うのであります。まずは、答を自分でひとつひとつ考えることが、どれだけ大変なのか自分の身をもって示すべきではないかと思うのであります。

「圏外からのひとこと」「圏外からのひとこと」。「圏外からのひとこと」でございます。どうぞ「圏外からのひとこと」をよろしくお願いいたします。

このように何かを連呼することで、なんでも解答が出るしくみになっていれば、世の中簡単であります。

明日、私はあるひとつの問題をつきつけられて、それに正しい○×をつけなくてはいけない。それは大変な難問です。どこにもよい答がないのに、答えなくてはいけない。まる写しする安易な答はないのであります。

毎日毎日、これを書いていればすむような簡単なことではないのであります。BLOGというものは。しかし、BLOGを書くのも難しいですが、投票も難しい。投票も難しいですが、その結果として我々が残すこのクソのような世界で、我々の子供たちは生きていかなくてはいけない。それは投票よりもっと難しいのではないか。せめて、子供たちには考える時間を与えてあげたいと思うのであります。

ここが「圏外からのひとこと」であることはタイトルバーにも出ているので、言われなくてもわかっているとは思うのでありますが、わかりきった意味の無いことを大声で連呼すると、エラい人になれたり大人になったりするようなのであります。たまには、私もそういうことをしてみたくなったのであります。