情報の非対称性の解消

mittyさんが、知財ゴロ消毒所の機能と中古車販売店における無償交換の保証を比較して、興味深い分析をしてくれました。

どちらも、情報の非対称性の為に、消費者のリスクが高くなってみんなビビって市場が冷えこむという問題であって、仲介者が「保証」を与えることで取引の活性化を促すという点が共通しているとのことです。

以下、思いつきで両者の相違点を考察。

中古車販売の場合は、取引の活性化が仲介者のマージンによる利益につながるので、市場にまかせていても、仲介者がリスクを取って「保証」を行なってくれます。

オープンソースソフトの場合は、取引の活性化(開発者が増えて使う人も増える)によってメリットの受けるのが、特定の仲介者でなく社会全体になるので、公的な機関が仲介しないと「保証」機能を果すプレーヤーが出現しません。

オープンソースをたくさん使うことが社会全体の利益になることをきちんと訴えれば、「消毒所」設立の根拠になるのかな?