なぜ著作権違反に私刑を認める


ハイテクに詳しいとか詳しくないとか、そういう問題ではなくて、きちんとした利益考量ができるかどうかというだけの話だと思うんですよ。

ハッキングにハッキングで対抗して、違法コピーをダウンしたPCを破壊することを認めるっていうのは、「私刑」を認めることである。これはハイテクの問題でなく、基本的な法理論(法律を縛るルール、法律制定の前提となる考え方)の問題である。だから、このコラムの著者のように、まず現行の法理論を根本にさかのぼって考察し、次にその法理論を見直す必要があるかどうか検討するという態度が必要だ。

で、俺としては、どうしてネットがらみの問題がそういう激烈な反応を呼び起こすか(政治家が発言するということは、それが有権者に歓迎されるという読みがあるはず)ということに興味がある。