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MOTHER3は開発中止でドラクエ7は出るには出たけどバグだらけ。スーファミ時代の個人が仕切るやり方は、本格的に終焉を向かえた。集団指導体制に移行したFFは順調と言えば順調だが、顔の見えないソフトになってきている。

しかし、ハリウッド映画はFFよりも多くの金と人がかかるのに、監督個人の作品になっている。何故かと言うと、スタッフがきちんとスタッフの仕事をしてるからだろう。例えば、邦画では画面が暗くかったりセリフが聞きとりにくいものがよくある。洋画では芸術でもドタバタでもセリフが聞こえないものはない。違いは、音声さんがちゃんと音声さんの仕事をしていること。たぶん、邦画ではカメラマンの仕事もできないカメラマンが、監督のつもりでカメラを回すからだろう。余分なプライドはあるが、職人としての誇りがない。

ゲーム屋さんは、映画産業を反面教師にして、「みんな」でモノを作る体制を早くつぶさないとね。監督は監督の仕事があって監督としての責任を負う。職人は職人としての仕事があって職人としての責任を負う。「みんな」は家電や自動車は作れるが、ゲームや映画やWEBサイトは作れない。